コラム・用語集
COLUMN- 用語集
熱工法
熱工法とは屋上などの防水工事でよく使われている工法です。合成繊維で作られている布にアスファルトが浸み込んだ防水材を重ね、この防水材を重ねて貼り合わせて防水層を形成していきます。昔から使われてきた工法であり、建築防水の世界では100年以上の歴史があり、これまでのノウハウが蓄積されていることもあり、ポピュラーな工法として有名です。国内では最も信頼されている防水工法で、多くの建築物がアスファルト防水熱工法で建てられていますが、アスファルトが主な原料となっているアスファルト防水は、熱工法と常温工法に分かれます。アスファルトは常温では固体でも熱を加えると液体になります。防水材を熱して液化して張り合わせることで、より強く付着します。張り合わせた防水材が常温に戻ると固形化するため、すぐに防水層として使えます。常温工法と比較すると工程が多くなるため、価格は高くなります。この方法には様々なメリットがありますが、特に大きなメリットは高密度で強固な防水層ができる点です。短い時間で防止性能を発揮するので工期も短くできるため、マンションやビルなど屋根の強さが必要な建物の多くがこの工法を用いています。常温工法は防水材を重ねる点は同じです。防水材同士が粘着材によって付着するため加工が簡単ですが、アスファルトを熱して防水材同士を付着させているわけではないため、品質においても信頼性においても熱工法の方が上です。
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