コラム・用語集
COLUMN- 用語集
モルタル系防水工法
モルタル系防水工法とは、防水剤を混入したセメントモルタルを用いて屋根や壁などの防水工法です。モルタル系防水工法はいくつかに分かれており、その一つが塩化カルシウム系防水になります。塩化カルシウム系防水を行う場合には、短時間で水分を吸収してしまう傾向がありますので、雨の日に行うのが妥当ではなく晴れた日に行う必要があります。職人の腕前に左右されるため、施工した職人によって若干結果が変わってくることがあるでしょう。
もう一つは、脂肪酸カルシウムと呼ばれる防水で鉄筋コンクリートなどの防水の時に役立ちます。なぜなら、脂肪酸カルシウムとコンクリートは親和性が高いためです。特に高い技術は必要なく、職人の腕前によって左右されない傾向があります。
三つ目は、合成ゴムエマルジョン防水と呼ばれるものですが、マンションやビルなどの平屋根の防水に適しています。合成ゴムが含まれており、上を歩くと少し沈みこむような感じがありますので、転んだとしてもけがをしにくいのが特徴です。これを施工する場合には、機械で吹き付けますが固まるまでに時間がかかるのが欠点です。表面は、保護仕上げにして合成ゴムの劣化を防ぎます。この欠点を補うために、合成ゴムエマルジョン防水を行う場合には硬化剤と一緒に機械で吹き付けるのが近年の一般的なやり方になっています。合成ゴムエマルジョン防水の欠点ともいえる塊の悪さを防ぐことができ、時間をかけずに完成させることが可能です。
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