コラム・用語集

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ケイ酸質系塗布防水工事

ケイ酸質系塗布防水工事とは、さまざまな種類がある防水工事の工法の一つです。
通常固められたコンクリートの内部には、セメント粒子や骨材などの間に小さな隙間ができています。その隙間の大きさが大きすぎる場合や、隙間の量がたくさんあると、コンクリートの水密性を確保することが難しくなります。このようなときにケイ酸質系塗布防水材をコンクリートの表面に塗ることで、コンクリートそのものを緻密性の高いものに変化させ、防水性を高めることにつながります。防水材の中から溶け出したケイ酸イオンがコンクリートの中に浸透拡散していき、コンクリートの中にカルシウムイオンと反応して不溶性のケイ酸カルシウム水和物が生成され、この結晶がコンクリートの表層部の隙間を埋めることになります。この反応によってコンクリートの表層は充填され、コンクリート自体の緻密化による防水が可能になります。
施工手順としては、まず最初に下地処理を行います。下地処理を行う際にはレイタンス部の処理が適切になされているかを確認します。次にコンクリートの打ち継ぎ部分やひび割れの処理なども確認しましょう。下地処理後に材料の調合や練り混ぜを行います。調合する際の気温は5度から40度の範囲で行い、材料を容器に入れて攪拌します。攪拌する際には空気を含ませないように注意しなければなりません。ケイ酸質系塗布防水材は2回塗り、2回吹きで仕上げていくことになりますが、1回目の塗装の乾燥時間や塗りむらなども確認し、作業を進めていくことになります。

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ぼうくん

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