コラム・用語集
COLUMN- 用語集
長尺金属板葺き
長尺金属板葺きとは、屋根の種類の中の一つで金属屋根に該当し、屋根板金ともいわれています。金属屋根にはさまざまな方法がありますが、大きく分類すると瓦棒のようなたて葺きと一文字葺きに代表されるよこ葺き、平葺きなどに分けられます。金属屋根の最大の特徴としては、素材が持つ耐水性といえるでしょう。金属素材はつなぎがしっかりとしていれば素材への浸透性はほとんどなく、大きな水量にでも耐えられます。金属屋根の素材には銅やステンレス、アルミなどがあげられますが、銅以外のものは表面処理しているケースがほとんどです。
長尺金属板葺きのポイントとして「はぜ」が挙げられます。二枚の金属板の端を折り曲げて、ひっかき合わせてつなげる折り曲げた部分の名称のことを「はぜ」と呼び、はぜを利用して二枚の板をつなぐことをはぜ継ぎなどと呼んでいます。長尺金属板葺きはこのはぜで保たれているといっても過言ではないでしょう。
長尺金属板葺きの一般的な工法としては、下葺きのアスファルトルーフィング類はシートの長手方向に100mm以上、幅方向100m以上に重ね合わせて、重ね合わせた部分や要所要所をとめて、しわやゆるみがないように張り上げます。とめる場合には座当て釘打ち、もしくはタッカーによるステープル留めを行います。長尺金属板葺きの塗装などに亀裂が生じないように注意して行い、切れ目を入れることなく折り曲げます。隅の方は特に注意して形に合わせて加工します。
お問い合わせCONTACT
雨漏りや建物の劣化で防水・改修・塗装工事などのお見積りやご相談など、
まずはお気軽にお問い合わせください。
03-3605-1855