コラム・用語集
COLUMN- 用語集
目地
目地とは、建築物や土木構造物において、少し間隔を空けた部材と部材の間の隙間や継ぎ目の部分のことを指します。特に組積みする石やレンガあるいはコンクリートブロックの継ぎ目とか、あるいは仕上に貼るタイルの継ぎ目を指すこともあります。本来はそういう使い方をするのですが、一方ではこれらの隙間や継ぎ目に充填する資材そのもののことをめじ材あるいはめじ剤と称したり、単に目地ということも少なくありません。
組積造における石積みや煉瓦積みの部材の接合部を意味するものであり、あるいはそのための資材ということですが、木や瓦などの場合は用いないこととなっています。木同士の場合は接合しなくてはならない隙間という認識はなく、瓦の場合は隙間が大きいことと目地に頼らない工法があるからです。
最近の建築では、新建材が多く使われることに伴い、特に外装部分は風雨の侵入を防ぐことが大事なことから、頻繁に施されますが、ほとんどがシーリングと呼ばれる弾力性がある合成樹脂が使われるようになりました。金属やガラスなど硬質材にもそうですし、コンクリートなどにも応用されています。
内装部分も同じような傾向があって、今は壁紙を使う建築が多いのですが、その性質上施工時には隙間がなくても、何か月か経過すると、特に木造住宅の場合は大きな影響があり、温度や湿気の関係で継ぎ目に間が生じたり、はがれが生じることもあるので、その補修や補強のためにシーリングを使うことが多くなっています。
またおしゃれな意味では、デザインとしての化粧目地というものもあります。
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