コラム・用語集
COLUMN- コラム・改修工事
かぶせ工法とは?そのメリット・デメリット
かぶせ工法は、防水工事の手法の1つです。既存の防水層のうち、破損した部分だけを除去し、そのうえに新たな防水層をかぶせることから、このように呼ばれています。その主なメリットとしては、既存の防水層を残すため、これを完全に除去するための工事を行う必要がないことにあります。つまり、そのための費用や時間、さらには人員を節約できるだけでなく、その工事によって生じる騒音や廃棄物も出さなくて済むのです。
さらに、既存の防水層を残すことにより、その防水効果を維持できると言うことも、かぶせ工法のメリットの1つです。これにより、既存の防水層と新規の防水層が合わさるかたちとなり、二重の防水効果を期待することができるため、耐久性や信頼性の面でも高い効果を期待することができます。
一方、かぶせ工法のデメリットとしては、これができる素材が限られているという点が挙げられます。その主な素材としては、ウレタン、FRP、塩化ビニール、アスファルトなどがありますが、これ以外の素材だと、うまく防水層をかぶせることができなくなります。そのため、既存の防水層の素材によっては、かぶせ工法を行うことはできなくなります。また、二重の防水層を形成するという都合上、重量がかさむことになるため、この点についても注意する必要があります。
そのため、かぶせ工法を検討している場合は、防水工事を行う前に業者と良く相談し、既存の防水層の素材でかぶせ工法ができるかどうか、重量面で問題はないかどうかなどを確認しておいた方が良いでしょう。
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