コラム・用語集
COLUMN- 用語集
折板葺き
折板葺きとは、屋根の工法の一種とされていますがよく利用されているのは工場の屋根や車庫の屋根になります。素材は鋼板と呼ばれる金属でつくられており、凹凸があるのが特徴になります。金属は0.6ミリから1.2ミリ程度のものが利用されており、比較的加工しやすい厚みになっているのが特徴です。これを生成機によって折り曲げ加工していくわけですが、もともとの素材は薄いため簡単に機械で曲げることができます。ただ、実際に屋根の素材として考えた場合に弱いかといえばそのようなことはなく、人間が乗っても壊れないように補強したります。
折板葺き屋根が普及し始めたのは、1960年代の東京オリンピックごろになります。最近の建物よりも、昔の建物の方がよく使われていたのが特徴です。それまでは、ストレート形状の屋根が一般的でした。
折板葺きの屋根も定期的にメンテナンスをしなければ雨漏りが発生してしまいますので、メンテナンスのことも頭に入れておかなければなりません。鋼板は、10年間から15年ほど劣化し雨漏りが発生する原因となります。特にくぎなどで固定したところから劣化し始め、しまいには雨漏りが発生する可能性が高くなります。まだ雨漏りが発生していない場合には、塗装をすることで雨漏りを防止することが可能です。一方で、雨漏りが発生してしまった場合にはカバー工法と呼ばれるやり方で防ぐこともできます。カバー工法自体はお金が余りかかりませんが二重に重ねることになりますので、耐震性に問題が出る可能性も頭に入れておくべきです。
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