コラム・用語集
COLUMN- 防水工事
知っておいてほしい建築防水のこと
建築物の最も大切な目的の一つは、雨水から人や物を守ることです。どんなに立派な建物でも、雨漏りがあると大きく評価を落とし信頼を失います。建築防水は建築の中でも特に重要な部分で、一般のユーザーも知識を持っておくと役に立つのではないでしょうか。雨漏りを防ぐ最も効果的な方法は、屋根に勾配をつける事です。勾配がついていれば、水は一ヶ所に留まることなく流れ落ちます。雨漏りを防ぐためには適度な屋根の勾配が必要で、可能な限り勾配のついた屋根にした方が無駄な被害に遭わなくて済むと言われています。建築防水に関する知識を持っていれば、勾配屋根にするか、平らな陸屋根にするかの判断を迫られた時に、的確に回答を見出すことができます。建築防水には工法によりいくつかの種類があり、木造住宅などの屋根にはアスファルトルーフィングが敷かれて、実質的な防水の機能を担っています。ビルなどの屋上部分の防水では、アスファルト防水とシート防水がよく使われます。アスファルト防水はルーフィングとアスファルトを何重にも重ねて防水層をつくる信頼性の高い防水です。シート防水は比較的簡単に施工でき、万が一雨漏りがあっても、壊れた部分を見つけることが容易です。バルコニーや外部廊下には、塗膜防水が多く使われますが、コンクリートの床に防水剤を塗るだけの工法なので、入り組んだか所でも施工が可能です。窓廻りや壁の目地、水切りとの取り合い部分にはシーリングが用いられます。棒状になった防水のための材料で、弾力性があります。建築防水に関して最低限の知識を得ておくことは、生活の役にも立ちますので覚えておくと損はないでしょう。
お問い合わせCONTACT
雨漏りや建物の劣化で防水・改修・塗装工事などのお見積りやご相談など、
まずはお気軽にお問い合わせください。
03-3605-1855