コラム・用語集

塗工法とは文字通り塗装の工法のことを指します。一言で塗装と言ってもそのやり方は無数にあり、塗工法によって必要な道具が変わってきたり仕上がりが違ったり一長一短があるので、最低限の知識を持っておくと塗装をする時に判断基準として役に立ちます。
代表的なものとしては吹き付け塗装、ローラー塗装、刷毛塗装などがあげられます。吹き付け塗装は塗料を霧状に吹き付ける塗装のやり方であり、メリットには多様な仕上がり感を出すことができるという点にあります。ただし、職人の技術力が求められる部分や塗料の無駄が多く、手間や費用がかかりやすい欠点があります。
ローラー塗装はローラーを使用して塗装をする方法であり、塗料の飛散が少ないので塗料を無駄に使う事がありません。厚塗りをするのも簡単にできるので、厚塗りをするつもりであれば手間がかからないのもメリットになっています。欠点としては吹き付け塗装よりも時間がかかってしまうことと、仕上げの模様の自由度が低いことがあげられます。
最後に刷毛塗装ですがこれもそのまま刷毛を用いた塗装であり、塗料の飛び散りが少なく細かい場所や複雑な形状でも塗装ができるのがメリットです。欠点としてはとにかく時間がかかってしまうという点にあり、細かい場所の作業には向いていますが広い外壁を全て刷毛で塗装をしようとすると効率が悪くなってしまいます。
このように塗工法いくつもあり、それぞれ異なった特徴を持っています。