コラム・用語集
COLUMN- 用語集
アスファルトシングル葺き
アスファルトシングル葺きとは、アスファルトシングルという屋根材を使用した屋根葺きを指しています。フェルト類の無機系のベースにアスファルトを塗って浸透させ、表面を細かい砂の粒で着色した板状の屋根材です。魅力はいろいろありますが、カッターやハサミなどで簡単に切ることが出来るので、どのような形状の屋根であってもぴったり施工することが可能という点があります。
他にも軽量であることが特徴で、一般的な瓦と比較すると重さは約5分の1ほどしかありません。近年地震が頻発している日本では、屋根瓦の重量により家屋が倒壊するといったことも起きています。屋根を軽くできることは、地震の被害を抑えることにもつながるのです。もちろん耐水性や耐久性にも優れています。価格も従来の和瓦と比較すると半分ほどの値段で済ませることが出来、リフォームも行いやすいのが特徴です。ただ風によってはがれやすいという点があり、10年ほどで張替える必要があります。
ひとつ注意点があります。それは耐火性です。戸建住宅の敷地面積が広いアメリカやカナダではアスファルトシングル葺きは主流となっていますが、隣地との距離が近い日本では防火・準防火地域では使用することが出来ないと定められています。近年、このアスファルトシングルを改良して耐用年数が30年ほどで防火地域でも使用可能なグラスファイバーシングルといった屋根材も開発されており、アスファルトシングルに代わって日本でも広まっていくのではないかと言われています。
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