コラム・用語集
COLUMN- 防水工法
熱工法って何?どんなもの?
熱工法は建築物において、屋上等の防水工事によく用いられる工法です。アスファルトを主原料とするアスファルト防水には熱工法と常温工法がありますが、二つの工法には、現場でルーフィングを熱するかどうかに違いがあります。熱工法は合成繊維でできた布にアスファルトを浸み込ませたルーフィングを、何重かに重ねて貼り合わせることで防水層を形成する工法です。アスファルトは常温では固体ですが、熱すると液体となります。ルーフィングを熱して液化した状態でルーフィングを貼り合せることにより、ルーフィング同士の付着の信頼性が増します。
貼り合わせられたルーフィングは常温に戻ることで固形化し、すぐに防水層としての機能を発揮できます。性能の高さと信頼性がメリットで、常温工法に比べると多くの工程が必要なために価格帯も高額です。一方、アスファルトを熱することで発生する臭気が近隣住民に影響を及ぼしたり、作業員の負担が増すデメリットがあります。熱工法に対する常温工法は、ルーフィングを重ねていく点では変わりはありませんが、ルーフィング同士の付着はルーフィングに貼られたゴムアスファルト系の粘着材によって行われますが、加熱のための大がかりな機器を用意しなくて済み、施工も容易で、近隣住民への影響もありません。
しかし、アスファルトを熱することでルーフィング同士を一体化させているわけではないので、品質と信頼性においては熱工法に劣ります。
熱工法を用いるのは、屋根に高い信頼性を求める建物が多く、マンションやビルなどの建物でおこなわれております。
新防水では東京都足立区を中心にマンションやビルの屋上防水をおこなっています。
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