コラム・用語集

基本的にマンションは鉄筋建築ものが多く、木造建築と比べると防水の必要性を感じないという方も少なくないのではないでしょうか。
特に東京都内のマンションやビルの屋上は立ち入り禁止になっていることが多いので、劣化を目にしづらい部分になりますのでなおさらでしょう。
しかし、マンション屋上防水は、マンションの老朽化を防ぐためには欠かせません。
確かに浸水によって腐食などが起こる木造建築に比べると、マンションは頑丈といえますが、外壁を覆っているコンクリートは経年劣化によって、少しずつ小さなひび割れが起こってしまいます。※地域や環境にも左右されます
屋上部分にこうしたヒビが出来ると、当然、そこから雨水がコンクリートの内部へと侵入してしまうのです。
これによって内部にある鉄筋部分へ錆が生じたり、廊下の天井にシミが出来るなど、建物の劣化が進んでいくこととなるのです。
マンションは多くの人が生活を送る場所ですので、こうした水漏れが深刻になってくると悪臭やカビによる健康被害のリスクも高まってしまいます。
このような事態を招かないためにも、マンションの老朽化を防ぎ、安全な建物として使い続けるためにも、マンション屋上防水は必要なのです。
マンション屋上防水加工は一度行えば、一般的には10～15年程度、その効果が継続しますので、それほど頻繁に行う必要はありません。
もちろん、この期間内であっても、なんらかの原因で防水効果が落ちてしまうことがありますので、定期的なチェックを怠らないように気を付けましょう。