コラム・用語集
COLUMN- 防水工法
定番?「機械的固定工法」について
機械的固定工法は、主に塩ビシートなどを用いたシート防水の施工方法で、下地とシート防水層を絶縁できるため、下地の状況に左右されずに済みます。塩ビシート防水の施工の時には、機械的固定工法か接着工法の2種類のため、割と採用されやすくなっています。
メリットとして、絶縁されていることで下地の処理を最低限にしても有効性が損なわれることが無いため、工期の短縮や費用の削減につながります。
屋根の工事に適していて、防水シートを屋根に固定するために用いられるのはディスクと呼ばれるもので、先にディスクを固定し、そこに防水シートを融着する方法と、後から固定ディスクを使う方法とがあります。先にディスクを使う方法は加熱装置を用いた融着を行うため、より意匠性に優れていて、後から使う方法は耐風圧性能が良く、東京都足立区にも増えていきている高層ビルの屋上や、沿岸部などの風の強いところで採用されることが多くなります。
機械的固定工法は、接着剤や防水材の乾燥を待つ必要がない、機械的に固定して行く方法であり、雨や雪などの天候に左右されずに工事を開始して進めていくことができ、下地作りのために雨に備えた養生などを行う必要もありません。
注意が必要なのは、ディスク固定の際にビスを打ち込むので、躯体にある程度の強度が必要ですし、頻繁に人が歩くような屋上には適さない工法です。工事中はドリルの騒音が割と響きますから、場所によっては騒音対策が必要になってきます。
お問い合わせCONTACT
雨漏りや建物の劣化で防水・改修・塗装工事などのお見積りやご相談など、
まずはお気軽にお問い合わせください。
03-3605-1855