コラム・用語集

近年の不安定な気象状況ではお住まいのマンションが異常気象による自然災害や、台風などの影響で雨水の被害に合わないとも限りません。きちんとマンションの雨水対策をしておくことが大切です。

注意点としてポイントを3つあげたいと思います。

まず生活していく上で欠かせないインフラ設備の対策です。

電気やエレベーター、ボイラーの設備、受水槽などはほとんどのマンションでは一階か地下にあると思います。大雨などで浸かってしまうと、誤作動を起こしたり、電気や水が使えなくなります。マンションの雨水対策として、土嚢を積むことも考えられますが、止水板などを利用するほうがよいのではないかと思います。

次に、ベランダへの対策です。

ベランダの排水溝は普段から掃除をして余計なものを取っておくのが良いのですが、ついつい怠ってしまうことがあります。その時大雨に襲われると排水溝が詰まり、ひどい時は部屋の中まで水が入ってきたり、階下への水漏れを起こしたりと迷惑をかけてしまいます。一般的にベランダの雨漏りはマンションの雨水対策として最も大切で簡単なことだと思いますので、普段から排水溝の掃除の習慣をつけておくとよいでしょう。

そして、3つ目のマンションの雨水対策のポイントは、マンションの外壁の目地や、窓のサッシ、シーリングなどです。

これらが傷んでいると、台風などの強風で横風が吹いた場合、窓からの雨漏りが起きることも考えられます。これもひどい時は階下の人に迷惑になるほか、マンション自体の腐食につながったりするので、定期的な大規模修繕や、窓枠などの点検取り替えを行うことがよいと思います。マンションは集合住宅ですから、お互いに普段から気を付けあって生活することが大切でしょう。