コラム・用語集
COLUMN- 防水工事
FRP防水の利点と注意点
ベランダなど外回りの防水を怠ってしまうと水が建物内部に浸潤してしまいます。
その結果、木造住宅の場合は柱や梁が腐食してしまったり、鉄骨住宅でも骨組みに錆を生じさせるなど、建物全体の老朽化を招くこととなります。
そうならないためにも、必ず防水をしっかりしておくことが重要となりますが、その代表的な方法として挙げられるのが軽量で丈夫な繊維強化プラスチックを用いたFRP防水です。
FRP防水の利点は、耐久性が高く、密着性が強いということです。防水工事の強度を比較する際に、どれくらいの重量負荷に耐えられるのかという基準が設けられていますが、FRP防水は最大強度まで対応できるとされており、非常に優れた耐久性を持っているのです。
また下地の膨張や収縮、建物の振動や歪みなどに対応できる密着性を持っているため、多少の変化では剥離の心配がなく、継ぎ目のないシームレスで丈夫な防水層を作り出せることができるのです。
このようなことから、一度ほどこしてしまえば長持ちするというのがFRP防水の最大の利点といえます。
しかし、利点だけではなくいくつか注意点もあります。まず知っておかなければいけないのが、繊維強化プラスチックに含まれる樹脂が硬化するまでに強い臭いを発するということです。そのため、施行中の臭気対策を欠かさないように注意しなければいけません。次に耐久性が高いからといって施工後に放置してはいけないということです。FRPは紫外線に弱いため、定期的にトップコートを塗布する等のメンテナンスを行うと良いでしょう。
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