コラム・用語集
COLUMN- 防水工法
ゴムシート防水の利点とは?気を付けることは?
建物の防水加工において、ゴムシート防水は様々な利点があります。まず何と言ってもコストの安さが挙げられます。下地に接着剤で貼り付けるだけなので施工が簡単なことも利点です。そのために工期も短く済みますのでコスト面でもやさしい工法と言われています。さらに伸縮性に優れることから天候の変化にも柔軟に適合するので、破れたりする可能性はほとんどありません。
ただし、注意が必要なことも幾つかあります。例えば複雑な形状の箇所には不向きと言えます。ゴムシート自体の厚さがあるので、折り曲げたりするには不向きで、カットすればその部分の防水効果が薄れることになります。
例えば屋上に天窓がある場合、その枠の周りの処置が丁寧に行われていなければ、雨水が入り込む原因となり防水効果はあまりありません。どうしても切断面が生じるようであれば、増し貼りシートを使う必要があります。しかしながら職人によっては、そのような知識を持たない人もいるので注意が必要で、ゴムシートの取り扱いには職人の技術力が左右されることになるので、業者選びも慎重に行うことが大切です。また、ゴムシート防水は鳥の被害を受けやすいことも確認されています。その理由は定かではありませんが、ゴムシートが表に現れている部分に穴を開けられるなどの被害を受ける事例がみられます。特に有効な対策はありませんが、建物によっては何かしらの鳥除けの工夫が必要となるかもしれません。ゴムシート防水は、安価に施工できる利点はあるものの、注意すべき点も多いので経験豊富な実績のある業者を選ぶことが大切です。
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