コラム・用語集
COLUMN- 防水工事
改質アスファルトシート防水っていったい何?
屋上などの水平部分の躯体コンクリートには、主にアスファルト防水が用いられています。アスファルトは道路舗装に使われていますが、その柔軟性と耐候性で水分の浸透を防ぐのに非常に便利な素材の特性となっています。
屋上防水に話を戻しますと、アスファルト防水は主にアスファルトシートを、溶かしたアスファルトで躯体に接着する方法と、改質アスファルトシート防水と言って、温度特性や耐候性をさらに強化した、改質アスファルトシートを直接躯体に接着する方法が有ります。その改質アスファルトシート防水は通常のアスファルトシート防水が、溶融アスファルトの設備を必要とし、積層も3層から4層となるのに対して、改質アスファルトシートは合成繊維不織布を使用しているため、アスファルトシートに有りがちな、亀裂の発生を防ぐ効果も持っている事で、積層も1層から2層で十分な防水効果を確保しています。また改質アスファルトシートには粘着層が有り、剥離シートをはがして常温粘着施工したり、バーナーでアスファルト層を溶かして接着するトーチ工法など、改質アスファルトシート防水には設備と施工を簡略化出来るメリットも有ります。改質アスファルトシート防水の施工費用は1平方メートル当たり、平面部分で1層施工の場合は5000円から7000円位、2層施工の場合で7000円から10000円位が目安となっており、立ち上がりの部分でその3割程度増額となりますが、施工面積や現場条件によってはこれよりも高くなります。そして通常のアスファルトシート防水と比較すると割高となっています。
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